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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第72章 ♑瞳を閉じても(赤葦京治)


アキラさんの言う通り
こんな状態で相手が悪かったらと思うと
落ち着いてられない

「…そうですね。
今日はこのまま寝かせます。
明日も早いし…」

「だな!
社会人って大変だよなー
簡単に休めねぇし
付き合いはあるしー」

「…ずっと学生のままなら
良かったのに」

「ハハッ!俺もそれ毎日言ってる!」

豪快に笑う木兎さんに
合わせて笑うけど罪悪感は消えなくて

部屋に連れ帰ってからも
テンションは上がる気配はない

本当にこのまま起きないんじゃないかと
思う程深く眠る姫凪さんの髪を
撫でながら啄む様な
キスを繰り返してると

『京治…ここ…私の家?』

薄く目を開ける姫凪さん

眠り姫ならハッピーエンドで
俺が王子なら
このまま甘い夜…

なんてね。

「はい。だから安心して
休んで大丈夫ですよ」

今日は浮かれる気分じゃないし
そんな場合でもない。

少しでも早く疲れた身体を
休めて貰わないと…ね。

「気分悪いですか?
顔色が優れませんよ」

キスをしたい気持ちを
グッと堪えニコリと微笑みかける俺
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