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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第72章 ♑瞳を閉じても(赤葦京治)


姫凪さんが
眠っててくれて良かった
こんな姿見られたくない

「俺の勝手でしょう
遠くまで御足労頂き
ありがとう御座いました
さようなら」

眠る姫凪さんを
引き寄せようと伸ばした手は

「まぁ、勝手なんだけどさ?
もし相手が俺じゃなくて
もっと悪いヤツだったら
どうなってたと思う?」

パシンと弾かれて
グッと掴まれる

「え、あの…」

「質問変えるな
もし、俺がスゲェ悪い奴で
キミに連絡なんかしないで
姫凪ちゃんを連れ込んで
ヤッちゃったりしてたら?
それを誰のせいにするつもり?
間違って酒頼んだ花巻?
酒の席を断れなかった姫凪ちゃん?」

穿かれる様に見られた目
もしも、の話だけど
気が狂いそうになる
俺が姫凪さんに無理させた事で
姫凪さんが…なんて
俺のせいだ
でも、姫凪さんは
自分を責めて泣いて、傷ついて…

息が詰まりそうになる俺
目の前の男が次の言葉を吐き出そうと
唇を湿らせる
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