第72章 ♑瞳を閉じても(赤葦京治)
そんな光太郎みたいなが
眠気で鈍い頭に浮かんだのと
ほほ同時。
「手加減しないと
どうなるか知りたい?センセ」
爽やかだけど
どこか黒い声が聞こえる
マッキー?
…に、しては記憶に残る
彼の声と一致しない
と、言う事は…
「…あ、あぁ…水上か…
なんだ?お前のオンナ?」
アキラさん。
「さぁ?どうだろ?
どっちにしても
今なら手加減してあげられるし
離した方がいいんじゃね?」
私を引き離し
自分の背中で隠し
「俺と奥さん
仲良しなんだからさ
あんまりオイタしてたら
チクッちゃうよ?
その年で慰謝料払いながら
未来を生きるのイヤでしょ?」
静かだけど
威圧感のある声で
先生に話す
「…チッ。
花巻がお前呼ぶの
断わりゃ良かったよ
悪かったな、彼女に手出そうとして。
姫凪ちゃんもゴメンね
ヴィダルの件は俺抜きでも
話進むようにしとくから
アキラ(カレシ)使って
あんまイジメて来ないでね」