第72章 ♑瞳を閉じても(赤葦京治)
不思議な気持ちで見上げた目に
「姫凪ちゃん昨日はどうもー
木兎くんから聞いたで~!
大人しそうな顔してエロいんやて?!
あんな事こんな事聞いてもうて
もう他人とは思われへんわ!」
満面の笑みが映り
大きな声が脳を揺らす
あんな事こんな事?
ドラえもんか!!
どんな事言ったのよ光太郎!!
「一日五回とか木兎くんも
エグいけど付き合える
姫凪ちゃんも相当エロいなぁ
木兎くん一回メッチャ長そやし」
そんな事言ったわけね!
光太郎ぶっ飛ばす…
「俺も負けてないから。
昨日も結局朝までシましたもんね?
ね?姫凪?
五回なんかとっくに
記録更新してるし」
『京治!!
変な対抗心燃やさないで!』
「あかーし…マジか…
昨日朝もシタ言うてたやん…
姫凪ちゃん凄いな…
イメージより百倍エロい」
どんなイメージ持たれてた?とか
百倍は言い過ぎじゃないか?とか
とりあえず光太郎も京治もまとめて
ぶっ飛ばす!とか
色々言いたかったのに
その出鼻はアッサリ挫かれた