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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第72章 ♑瞳を閉じても(赤葦京治)


引き寄せられた身体を
離して威嚇すると

「人を色魔みたいに…。
大丈夫ですよ
キスしたいだけ」

軽く触れるだけのキスが落とされた
何度も短く重なる唇

絶対わざとだ。
乗ってやらないぞ。

なーんて

『もう…チャントしてよ…
チューじゃなくて…キスが良い』

そんなの無理なんだけど。

「そう言ってくれると思った
じゃあキスいっぱいしたら
出ようか?
姫凪…愛してる」

やっと来た深いキスを
しっかり受け止めて
身支度を整え部屋を出た

いつもとは違う道を通り
京治の通う大学に向かう

『なんか緊張して来た…』

「なんでだよ
見た目なんにも変わらないって」

『そうかな…?
私なんか浮いてない?』

学校に近付くと
増えて来る大学生は
年は同じくらいなのに
何故か気後れしてしまう

「姫凪さんが
浮いてるなら俺も浮いてますって
ほら、行こう」

ギュッと握られた引かれた手
周りの視線が刺さる気がする

『京治…』
「赤葦くんっ!おは…よ?」

"もうこの辺で"
そう言いかけた声に重なる高い声
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