• テキストサイズ

夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第72章 ♑瞳を閉じても(赤葦京治)


浮気率ゼロ発言も
目の前でのロック解除も
嬉しいんだけど

『ムサイ男と家族って
私も入れてよ!』

私のは?!っていうね?

『…私のカテゴリーはないのね…
ムサイ男枠にでも
ポツンと入ってるとかー?』

プクリと頬を膨らませて
京治を見上げると

「はい?姫凪のカテゴリー?
家族でしょ?嫁にする気しかないんですが?
てゆっか…姫凪の番号は
登録しなくても忘れないし
初めて番号を聞き出した時から
何回も眺めては
いつか恋人として普通に掛け合える事を
願ってましたから…」

シレッとした顔で
アッサリ私を撃ち抜いて来る

『そ、そうですか…』

「そうですよ
俺がどれだけ必死だったか
もう忘れた?
思い出してみますか?
姫凪さん…
ここだけの話…します?」

学生時代のあの切なくも
胸が甘さでイッパイになった時間が
戻る様な触れるだけのキス
解いた髪を優しく撫でる仕草に
胸がキュンッと高鳴る音が聞こえる

「お風呂溜まったみたいですけど?」

定量が来た事を告げる様に
水音が聞こえなくなり
部屋に戻った静けさが
余計にトキメク音を頭に響かせる
/ 4690ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp