• テキストサイズ

夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第68章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋④(宮侑 治)


『侑…目まだ腫れて…』

「うん、せやな。
まだ腫れとる
俺のせいやな、ごめんな?」

顔だけ振り向かせたまま
頭を優しく撫でて
必死に呼吸しながら
頬に手を伸ばす

『侑…あの…』

まだ止めるな
一番肝心な所やねん

何か言おうとした
姫凪の声を遮り

「もう泣かさへん
いっぱい笑かしたる…から
俺と付き合って?
姫凪、好きや」

涙痕が残る頬に
唇を押し付けた

カチンと固まった身体が
俺の腕の中で小さく震えてる
返事は聞こえて来ない

「アカン?信じられん?」

気持ちは分かる
俺がサクラを好きなんは
姫凪が一番よく知っとるもんな…

『だって…そんなイキナリ…』

分かるで?
分かるけど…

ごめんな、もう退かれへんねん。
/ 4690ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp