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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第58章 ♑瞳に酔う(赤葦京治)生誕記念 完結


〈え?そんな、悪い…〉

悪いなんてみずくさいこと言うなよ

「良いから。
それくらいさせて?
じゃあ、待ってるから」

遠慮なんてする仲じゃないだろ、と
少しムッとしながら
一方的に電話を切る

「なに?姫凪来ねぇの?
俺、黒尾くんに連絡しちゃった…」

「姫凪が終わったら
迎えに行きますから
それまでなら付き合いますし
飯行きましょう」

拗ね気味の俺を宥める様に
木兎さんが肩を抱き
"今日は奢りだ"と豪快に笑う

黒尾さんとその彼女のアイさんも
合流して適当に飯を食いながら
姫凪さんからの電話を待つ

いつもなら早い時間が
とっても長く感じて
否応なしに増えるため息を
無理矢理お茶で飯を流し込んだから
近くなったトイレに吐き出しに行く俺を

「赤葦?大丈夫なん?」

アイさんが追い掛けて来た

「大丈夫ですよ。
少し食べ過ぎただけです
お気遣いなく」

アイさんに笑いかけ
戻ろうと背中を押すと

「姫凪ちゃん居らんくて
寂しいんやな!
私に任せとき!
姫凪ちゃんが飛んで来る様な
キレッキレの嘘を…」

携帯を取り出して
ドヤ顔で振り返る
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