• テキストサイズ

【DMC】バージル夢短編集

第23章 水色の思い出 (逆ハー)



黙り込んで行く行かないと心中で葛藤する。その様子を見ていたダンテが言った。

「水着、気になるんだったらシャツとかパーカー着てりゃいいんじゃねぇの?」

「え」

「ダンテそれじゃあの玉の肌が拝めないわよ!いいの!?」

「何でそんな力んでんだよ。そんな無理強いする事もないだろ」

「そうだな。紫外線は肌に悪いし、むしろその方がいい」

「の身体を拝める唯一の日なのに…一番がっついて肌を凝視しそうなダンテがそんな事言うなんて」

「喧嘩売ってんのかてめぇ。確かにの身体は目に焼き付けたい!焼き付けて触りまくって舐め回したぐお!!」

バージルの踵落としがダンテの脳天に命中した。

「恥を知れ屑が。ともかく、貴様ら二人はそのままでいいのかもしれんがは普通の人間だぞ。下手に焼けて痕が残ったらどうする」

バージルも珍しくダンテに同意し、トリッシュは瞬く。


「んー……まあ、確かにの肌が焼けるのは嫌だけど…、どう?」

トリッシュに尋ねられ、ここぞとばかりにしおらしく振る舞う。

「そだね…痕が残るのはちょっと心配」

「ていうかあんた私達にはその心配はしてくれないわけ?」

「お前は悪魔だしレディは気にしねーだろ」

未だバージルに踏みつけられているダンテに言われ、それもそうか、と肩をすくめるトリッシュ。
納得するんですね、そこ。


少し考えて、トリッシュは気が変わったようだった。

「じゃあいいわ。シャツか何か着てでも。どう?」

ここでまだ食い下がる勇気は、にはない。逆に言えば、トリッシュ達はここまで言う程皆で一緒に海に行きたいのだろう。
それを考えるともう何も言えなかった。

ダンテが妙にはしゃいでいるのを横目に頷いて、ありがとう、と呟いく。


「はーやっぱり可愛いっ!」

感極まったようにぎゅっと抱きついてくるトリッシュ。隣にいたレディも嬉しそうに笑顔を浮かべた。

「シャツ着てるけど、一応日焼け止めは塗っておいた方がいいわよ。結構焼けるから」

「わかった」

答えながら、考えてみれば皆と遊びに行くのは久しぶりだと思う。は心が踊るのを感じた。

/ 203ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp