第2章 全てはここから
翌日、朝練を終えてブン太と教室に行くと
珍しく黄色い声がなかった。
ブン太「なんだ?皆何話してんだ?」
仁王「さあのう」
別に黄色い声がなくてもいい。
寧ろない方がいいの、うるさくない。
「どんな子だろうな〜!!」
「可愛いといいよな!」
ブン太「どんな子?可愛い?…なんだそりゃ」
あ〜、成る程。
仁王「あれじゃな」
ブン太「は?なんだよ仁王、わかるのか?」
仁王「さあのう…自分で考えんしゃい」
ブン太「んだよそれ」
話からして転校生…ってとこかの。
可愛いって事は女子か。
ま、関係ない関係ない。