第5章 それでもお嬢様?
「送ってくれてありがとう」
仁王「いいって事よ。なるべく安静にしとけ」
「うん、じゃあおやすみ」
仁王「ああ、おやすみ」
「ちょ!頭撫でないで下さい!」
仁王「撫で心地がいいからの、この頭は」
「そんなのあるの?」
仁王「さあのう…ま、赤也よりはいいの。それに、女の頭なんて撫でたのはお前さんが初めてじゃから比べようがないんじゃけど」
「むう…」
仁王「はは、そう赤くなりなさんな。…その顔も可愛いけどな」
「雅治からかいすぎです!」
本当なんじゃけどな…
仁王「ま、足大事にな」
「あ…う、うん…」
仁王「じゃあの」
「あっ!また…!……もう…」