第5章 それでもお嬢様?
仁王「いてぇ…」
おまけに受け止めるには間に合わないと思って引き寄せたから…
思いきり倒れちまったナリ。俺まで。
「あっ!だ、大丈夫?!ごめんね…調子に乗ったから…」
仁王「それよりお前さん平気か…?」
「雅治がクッションになって……あっ!」
仁王「どうした、痛むか?」
「やっ、やだっ!!」
仁王「待ちんしゃい、やだはないじゃろ」
「か、顔が近いです!!は、離して下さい!」
仁王「助けてやったんじゃ、礼としてもうちょいこのまま…」
「なっ…!」
仁王「ククッ、冗談じゃよ」
「もう…!」