第1章 ケーキより甘い夜
ラッドは薄く笑い、ユリの敏感な部分を舌や指で攻める。
「あっ・・・あぁっ・・・」
ユリはラッドが与える刺激に合わせてビクンと何度も体を震わせた。
「ラッド様・・・私・・・もう・・・」
うるんだ瞳のユリを見てラッドはS心をくすぐられる。
「可愛くお願いしてごらん、”お願いします、ご主人様”って」
言いながらもラッドは攻撃を緩めない。
「・・・はぁっ・・・あんっ・・・おね、がい・・・します・・・ごしゅじん・・・さま・・・」
ラッドは満足そうに笑った。
「・・・いいこだ」
ラッドは更に激しく攻めた。
「あぁっ! ~~・・・!」
ユリはギュッとラッドの服を掴んだ。
「かわいいよ、ユリ・・・」
ユリの耳元で囁くと、ユリは何度も体を震わせ、絶頂に達した。
「はぁっ・・・はぁ・・・ラッド、さま・・・」
ラッドを抱きしめながら荒い呼吸を整える。
「やっぱり、ケーキよりユリの方が甘いな」
いたずらっぽくラッドが呟いて笑った。
「もうっ・・・」
ユリは服を整えながら少し怒ってみせる。
「今夜はうちの部屋においで。一緒に寝よう」
「・・・はい・・・ご主人様・・・」
ラッドはクスリと笑い、再びポンポンとユリの頭を撫でた。
ユリは食器を片づけ服を着替えると、ラッドと一緒にカフェを後にした。