第1章 ケーキより甘い夜
「ラ、ラッド様! 何をなさるんですか」
ユリは恥ずかしさで真っ赤になっている。
「看板ウェイトレスがケーキの味を知らないのは問題だからね・・・。味見してごらん」
ラッドはケーキのクリームを人差し指ですくい、ユリの唇につけた。
「ん・・・」
ユリは真っ赤になりながら唇につけられたクリームとラッドの指を舐める。
「・・・どうだ?」
「甘い、です・・・」
ユリは恥ずかしそうに答えた。
「そうか・・・?」
ラッドはユリの唇を奪い、舌でユリの唇を開かせる。
「あ・・・ラッドさま・・・」
ラッドはユリの唇の奥へ舌を侵入させる。
「んっ・・・んん・・・」
水音が響き、ユリはほとんど力が入らなくなっていた。
「・・・ケーキが甘いのかユリが甘いのかわからないな」
ラッドはユリを横抱きにし、テーブルに乗せた。
「ラッド様・・・お店でこんなこと・・・」
ラッドは抵抗するユリの唇を再び塞ぎながら後ろに押し倒した。
「甘いな・・・」
ラッドはユリの首すじに舌を這わせる。
「あっ・・・あ・・・んっ・・・」
ラッドはユリのメイド服をはだけさせ、あちこちに舌を這わせた。
「・・・はっ・・・あっ・・・あん・・・」
カフェにユリの甘い声と水音が響く。
「・・・やっぱり甘い」