第18章 弍点二 子虎の照月〜政宗〜
「はあ。」
「可愛いだろ?」
「可愛いけど……やっぱり危ないよ。」
私は、政宗に手紙を渡す。
「信長様から手紙です。」
「ありがとうな。」
政宗は、手紙を読んでいく。
「ねえ、政宗は純音さん知ってるの?」
「純音?あいつもう帰ってきたのか?」
帰ってきた?
「純音さん、昨日こっちにきたらしいよ。」
「仕事が早いな。伝えてくれてありがとうな。」
仕事?
さっぱり、なに言ってるんだ?
「みゃう!」
照月がこっちに飛びかかる。
「しょ、照月!!」
「みゃうみゃうみゃう!!(この人の匂いいい匂い!!)」
私は、照月を撫でるとミャウと答えてくれる。