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【NARUTO】人狼といっしょ。

第5章 終わり。


ゆらり、ゆらり。
遊ぶように、動くのを見て顔を洗ってくるといい茶の間を出る。
ふと、玄関先が喧しく玄関のドアを開けると、そこには紅とリンがもめているようだった。
面倒なことになりそうだと思いながら、ため息をつく。
「お前たちこんな朝早くからこんなとこで何してるわけ」
「私は綱手様よりさんの召喚命令が出たからお迎えにきたの」
「何時に」
「お、お昼すぎだけど…」
リンは俯き口篭る。
「で、紅は?」
「定期検診、忘れてたら困るから。それにあの子に会いたくなったからね」
「アスマは?」
「任務よ。」
深々ため息をつく。
「暇だからってここに来たらなんか時間潰せちゃうとか思ってないよね?」
「そ、そんなこと!!」
「そんな、お、思ってるわけ無いでしょ!」
嘘っぽいと思いふと辺りを見渡す。
オビトとイタチがいないだけましかと、言い聞かせ二人に入るように言う。
秋に差し掛かった朝は冷える。
身震いをしながら洗面所に向かい顔を洗い歯磨きをする。
茶の間から騒がしい声が聞こえ自分がニヤついているのだと鏡を見て驚く。
が居る日常にどこかほっとしている。
ふと、蛇口を止め、顔が濡れたままで気が付く。
「はい、タオルお持ちしました」
その声にうっすら目を開けて、手を伸ばす。
「ありがとう、に会いに来たんだってあの二人。」
まっすぐ見上げ金色の瞳はくりんと瞳が輝く。
信じられないという感情と、どうしてという疑問が瞳に移り顔を拭きながらクスッとわらう。
「そりゃ、二人共俺よりが好きだからだよ」
「…どういう、意味でしょうか」
「二人に聞いてみるといいよ」
使ったタオルを手に洗濯籠に入れると、後ろをついて歩く。
たったったっとついて歩く音、茶の間に行くと二人がご飯支度をしていた。
は慌てて、二人に駆け寄り座るようにと言っていた。
二人はしょうがないなと座ると、てきぱきとテーブルに並べられるのを見ながら座る。
いただきますと言う声に微笑みどうぞーと言いながら全員が箸をつけるのを待ってから遅れて食べる癖。
美味しい美味しいと食べるリンと紅を見て少し頬を赤くしていた。

 
 
____幸せが恐ろしくて⋯⋯ごめんなさい____
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