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【NARUTO】人狼といっしょ。

第3章 怖いほど。


「紅!おかえりなさい!」
「ええ、ただいま」
薬を渡すと助かります!と言って何故か恥ずかしげに飲んでいた。
「へーお前なら薬なんて苦いとか言いそうなのにな」
「アスマと一緒にしないで!」
「俺はちゃんと飲める」
「当たり前でしょ…、お風呂に入ってきなさい」
「……は、い」
「また、俺が洗ってやるか?」
「アスマが目に泡入れて暴れさせたの忘れたの」
にバスタオルを渡すとてくてくと走ってお風呂場に行くのを見て寝間着を探す。
「カカシはなんて?」
「特に会話なんてしてないわ、薬取りに行っただけよ。また、あんな目な合わせたくないから」
引っ張りだした服に驚く。
「お前、それ、本当にお前のか?」
「ヒナタがくれたのよ…前にね」
兎のきぐるみ風の寝間着にアスマは大笑いをしていた。
猫かぶるとは言うが狼がうさぎを被るとは、と笑うアスマに紅もつられていた。
「似合うでしょあの子に」
「まぁ、サイ程じゃないが色素薄いからな」
「あと、ドライヤーと下着!」
バタバタと何処か楽しそうに歩きまわる紅を見てふと笑みが零れた。
色仕事なんて、反対だった。
けど、帰ってきた彼女は助けてと泣いていたから。
紅は、のおかげで心が死ななかったと言っていた。それが、今なら少しわかる気がする。紅にとって、小さな神様なんだろう。
30分がすぎて翌日で騒がしく二人の声が聞こえうたた寝をする。
悪くねぇなと思っていると窓をノックされ目が冴える。
しっしっと手で払うと、兎のに爆笑してしまう。
「ぶふぉっおまっ」
「アスマ!!!笑いすぎです!!!」
「兎ってお前」
「私もちょっと恥ずかしいんです!!でも、紅が可愛いって仰ったから…」
「似合ってる似合ってるっくくく」
「その言い方はその言い方で癪に障ります!!」
「ー水飲んだらおいで、髪乾かしてあげるから」
「は、はい!」
水が入ったグラスを渡すと、こくこくと飲んで台所に置いて走って行く。
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