第8章 学校へ
「それにしても…誰も歩いてない道って寂しいなぁ…」
とにかく学校に急いで行こう…。
そう想いながら私は足を速めた…。
「総悟はもう学校に居るのかな?」
私より先に学校に居られると
色々聞かれそうだから困るんだけど…。
けど、あたしが学校に着く頃には
授業が始まってるだろうから
問題は無いかな……?
それにあまり話したくないから
話し掛けられても無視しよう……
学校で話してると
あいつ等に何を言われるか分からないし――…
だから……
総悟に関わらない様にしないとーー…
絶対に総悟たちを巻き込みたくないから……。
そうーー…
大切な人達を
巻き込む訳にはいかないから――…
――だから――