第8章 学校へ
―銀魂高校3年Z組―
此処が私の教室…
何だか緊張する……
「と、とにかく教室に入らなきゃ…!」
そう自分に言い聞かせ教室のドアを開けた――
―ガラッ―
「誰だァ~授業中に…」
教室のドアを開けると
先生のそんな言葉が聞こえて来た。
「……」
その声を無視して教室に入った…。
するとーー…
「お、お前…!?」
「華菜!!?」
「……」
先生と総悟の声が私の耳に届いた…。
私の出現でざわつく教室……。
「春野、お前なんで学校に…」
そんな先生の言葉に…
「私だって学生なんですから学校にくらい来ますよ?」
そう答えた…。
「「……」」
すると、先生も総悟も黙ってしまった…。
そんな先生に
「私の席、どこですか?」と聞いた。
「あ、あァ、一番後ろの席だァ…」
「分かりました」
そう返事をして
私は自分の席に向かって歩き出した…。
自分の席に向かう途中で
総悟と目が合ったけどすぐ目を逸らした……。