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【DTM】ミズキ×蒼葉~友愛ドロップス~

第3章 モルヒネを追って


 

「…………」



首を絞めるようにしてナイフを突きつけられ、婆ちゃんの眉間にシワが寄る。

額にはうっすらと脂汗が浮かんでいた。



「……ミズキ、やめろ」

「お前がチームに入るならやめてやるよ」

「……っ」



ミズキからの脅しめいた返答に二の句も告げられなくなる。

婆ちゃんは顔を強張らせて目を瞑っている。

それが観念してるようにも見えて、俺の中で焦りは増していくばかりだった。



「婆ちゃんを放せ…っ」

「わかんねェヤツだな。だから言ってるだろ。俺たちの仲間になれよ」

「嫌だっつってんだろ」

「あ?」



堂々巡りだと分かっていても、言い返さずにはいられなかった。

だが、ミズキの顔に露骨な苛立ちが表れる。



「ただの脅しだと思ってんのか? どうせ口だけだろうって? ……いいさ、だったらやってやるよ」

「おい……」

「ここで俺たちの仲間にならなかったこと、俺に舐めた態度を取ったこと、後悔すんなよ」

「おい、ミズキッ、やめろ!!」

 
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