第3章 *鷹の爪編* 完結
ハツ「彼は強くなる存在だからね…
僕達の邪魔になると思って、不安という名の"迷い"を植え付けたのさ」
優「お前…!!!!」
ハツ「今さら気づいたって遅いよ
後数日すれば…
自我が崩壊するか、自分の契約獣に"殺される"
の、どっちかだね?vV」
笑うハツに、優は「ふぅ…」と一息ついた
優「それがどうした?」
ハツ「…"それが"?
…君は彼の事が嫌いなのかな?」
優「…逆だ、雷電が俺を"嫌ってる"のさ
…だからと言って、俺は雷電を嫌っている訳じゃない
…俺は「確か君、高野族だったよね?」…!!?」
優は目を見開いてガバッと顔を上げ、笑っているハツを見た
ハツ「あは♪
やっと面白い表情になったね?vV」
優「…何でお前が"高野族"を知ってんだよ…!」
ハツ「知ってるも何も…
"高野族"はこの世界で一番有名なヤクザの組だったじゃない?vV」
優「…"高野族"は数年前に潰れて消えたんだ…!」
ハツ「…消えちゃいないよ」
優「…んだと…?」