第7章 終・嘘つきとさよなら
=バゴォオンッ!!=
部屋の壁が一気に崩れて壁の瓦礫が部屋中に飛び散る
一希「風夜隊長…!! ぐっ…!!」
「…!!?」
飛んできた相手に当たりそうになった瓦礫を一希は身を投げ出して代わりに当たった
テイ「一体何だ!!? ………ッ!!?」
壁を破壊して部屋に飛び入ってきた三つの影…
『グォオオオオ!!!!』
人ではない声を上げるルナと
葱磨「コァア…」
磨斗「ガァアア…!!」
同じように人ではない声を漏らす葱磨と磨斗。 目は"狂気"に満ちていた…
雷電「ルナ…!!?」
テイ「よせ!! 近寄るな!!!!」
血だらけの傷だらけのルナに駆け寄る雷電をテイルスは止めたが、それは遅く…
『ウガァアアア!!!!』
雷電「な…!!? ぐぁっ…!!」
声を荒らげて威嚇をしたルナに雷電は肩を切り裂かれた
雷電(爪で…!!?)
テイ「今の状態の銀族に近付くのは自殺行為に近いんだぞ…!!?」
テイルスは風夜を肩に担いだ
「…!!? 待て!! "風夢"を置いて行け!!」
テイ「あばよ!!!!」
部屋の窓からテイルスは風夜を担いで飛び出した