第7章 終・嘘つきとさよなら
=ガシャンッ=
天井のかなみが床に落ち、天井裏から雷電が降りてきた
風夜「雷…電…」
雷電「…あ? どうした風夜? そんなしけた顔して…」
「久しぶりだね、"雷電"?」
後ろの方から聞こえたもう一人の声に雷電はピタッと止まった
「会うのはいつブリかな…? 十年以上前かな?」
懐かしそうに話す声に、雷電はゆっくりと振り返った
雷電「…"風夢"……なのか…?」
「いや…、俺が"風夜"だ」
風夜と全く同じの相手に雷電は目を見開き、バッと風夜を見た
雷電「どういう事なんだ…? "風夜"はお前なんじゃないのか…!!?」
風夜「雷電…、それはその…」
雷電「お前は"誰"なんだ!!?」
目を見開いたまま怒鳴るように風夜に問いかける雷電
風夜「…すまないッ…、俺は"風夢"なんだッ…!!」
そう答えた風夜に一瞬、時が止まった
【雷電!】
【早く行こうぜ雷電!!】
【雷電の鬼畜ぅ~!!;】
【無事だったんだな雷電!!】