第7章 終・嘘つきとさよなら
長い間、共に居た記憶が雷電の頭の中で繰り返される
名を呼んで
笑って
共に戦って
この十年余り
ずっと信じていた幼馴染みが…
雷電「ずっと…、ずっと騙してたのか!!?」
壊れる
雷電「お前は"風夜"になりきっていたただの"風夢"だったのか…!!?」
壊れていく…
風夜「雷で「俺の名を呼ぶな!!!!」
名を遮るように怒鳴り、怒りがこもった瞳で風夜を睨む雷電…
雷電「俺を騙して楽しかったのか!!? なりすまして楽しかったのか!!? "風夜"の"存在"を奪って楽しかったのか!!?」
風夜「違う…!! 俺はそんなつもりは…!!」
雷電「奪ったモノを被り続けていたお前の何が違うって言うんだ!!?」