第7章 終・嘘つきとさよなら
一希「ぐっ…!!!!」
腹に飛び蹴りを入れられたもう一人の一希はゴロゴロと床を転がり、途中で体の水が弾けて姿が変わった
「契約獣だったか…」
水暴「よくもやってくれたな貴様ァ…!!!!」
グッと顔を上げた一希に変身していた水暴の額に赤く光る何か…
「あっあれってもしかして…」
風夜の足にしがみついている、頭に二つ団子をしている涙目の小さな女の子
風夜「なっ何だお前等は…?」
「…俺はジャキョウ」
「私はメイ…」
風夜「ジャキョウとメイ…?」
ジャ「蛇鏡眼、お前の契約刀の獣だ…」
風夜「俺の…、契約獣…?」
驚いた表情で風夜はジャキョウと向き合っていると
=ゴンッ!!=
ジャキョウに突然頭突きをされた
風夜「ッ~…!!?」
ジャ「どうしてくれる…、お前が揺らいだせいで俺達は二つに分かれてしまったのだぞ!!?」
風夜「俺の…、せいで…?」
メイ「ジャキョウ…、今はそんな事してる場合じゃ…(泣)」
くいくいっと腕の二倍ほどある長い袖を引っ張るメイにジャキョウは一息ついた
ジャ「手短に話す…、おそらく一希という奴は操られている…」
風夜「操られてる…!!?」