第17章 空っぽな私に
どういうこと.........?
『え、エルヴィンさんとは......その......』
『??あいつがどうしたの?』
ハンジさんには伝えてないのだろうか。
『わ、別れ、ました.........』
そういうとハンジさんの時が止まった
『はぁぁぁぁぁぁぁ!?!?』
一瞬止まった時がまたハンジさんの大声により動き出した。
『なっ、なんで!?!?!?だ、だって、あんなに仲良かったじゃないか......!!!』
ハンジさんがびっくりするのも無理はない。数年一緒に過ごしていたのだ。
『もしかして......この事に関係してる......?』
『......分隊長となった今、今回のように私に危険が訪れてもすぐに駆けつけられなくなって、......守れないと、判断なさったみたいです。』
『そんな.........』
珍しくハンジさんも動揺している様子だ、険しい顔をしている。
『それに、ほら......あの部屋から出ていかないといけなくて.........荷物もそこに。.........へへ、さすが仕事が早いや............』
積まれている荷物をハンジさんはちらっと見て眉をひそめる。
『アン......わたしに任せなさい、新しい部屋は...相談するから.........でも.........本当にそれでいいの......?』
『...』