第17章 空っぽな私に
良いはずが、ない............
あの頃から彼のことを想い
調査兵団に入団し
ようやく、結ばれた。
そばに居ることを許された。
なのに、わたしの不注意で、こんなことに。
『っ、いいんです、これで............』
でも、小さい声でそういう事しかできなかった。
そんな私をハンジさんは察してくれたのか
『...そうか。......君たちの将来には期待、してたんだけどね。仕方ないね。』
そういい、『今新しい部屋について相談してくるよ』と医務室を出て行った。
足音が遠くなり、私はふう、とため息をつく。
分隊長、ハンジさんに言ってなかったんだ.........
ということはおそらくミケさんにも.........
関係の無いことといえばそうだけど.........。
一人の時間が増えると色々考え込んでしまう。
これから、わたしどうなっちゃうんだろう。