第17章 空っぽな私に
『…………リヴァイ』
『なんだ』
『…………私ってもう教育係じゃないってことだよね』
『…………まあ、そうだな』
『それってリヴァイとかイザベルちゃんやファーランくんとの繋がりがなくなったってこと、だよね………』
『…………おい、』
『………なんやかんや楽しかったのにな………君たちと話すこと。』
『おい』
リヴァイの声が強くなる。
『別に…………いいじゃねえか。俺たちなんかよりこの世界のことを知ってる。まだまだ教えてくれるもんだってあるんじゃねぇのか?』
『それは…………』
『イザベルだってファーランだってお前のことを好いているからな………俺だって……そうだ。
それに、お前のことも…………しり、たい…………と思っている……』
『それって………』
『俺達はお前が教育係じゃなくなっても話したいと思っているという事だ、理解しろ』
どうして……
リヴァイは………
私が言ってほしい言葉を
言ってくれるんだろう。
『………ああ、クソ………泣くなバカ………』
『泣き虫だもん』
『うるせえよ』