第41章 冬での一時
ケイト「ひっ;;えっ;;」
クレハ「ケイト、大丈夫ですか?ケイt
ぎゅうっ!!
ケイト「うぅっ;;やだ…人間やだああああ;;;」わあああん
クレハ「…お言葉ですが、私もまた人間ですよ?」
ケイト「クレハはいいの!キリトもアスナも皆はいいの!
他は全部ヤダ;;いやだああああああああああああ;;」
クレハ「ケイト!」
ケイト「ビクッ!!)ぅ?」ぐすっ
クレハ「何があったか、ちゃんと話して下さい。
私には霊感がないから…話してくれなければ、何があったのか。何を考えているかわかりません」
ケイト「ぐすっ…」
そう言われてから、少しずつ語った。高2の時の話を。
小4小6中1の時にいじめはあったけども、それもそれで辛かったこと。
結局、いずれにせよ孤立することになるのは変わらなかったことも。
ケイト「ごめん…ごめんね、クレハ。
私、最低だ…利用、してるみたいになってる」
クレハ「え?」
ケイト「だって…逃げ場所、みたいになってた。
都合のいい逃げ場所みたいに、あいつらみたいに…利用してるんじゃないかって…
嫌だよ…される側の気持ちがわかるから、余計ヤダよ;;(ぼろぼろ)
高2の…あいつらの友達になったって変わらなかった。
結局、一人だってことは変わらないじゃんか。話したいことも話せないで、聞いてくれもしないで…
私…ちゃんと、聴いてくれる人が欲しかったんだ。心に寄り添ってくれる人が欲しかったんだ。
傍に居て、欲しかったんだ;;
置いて行かないでって…ミーが最後に残された時に思ったみたいに…
私も、辛かったんだ;;;」
ミー「ミー」ぺろぺろ
そう涙が止まらず、仰向けになったまま泣き続けている時
ミーがすり寄って頬から出る涙を何度も何度も舐め続けてくれた。
しゃっくりが止まらない中、私は自分の中の想いに収拾が付けられず、叫ぶこともままならず…泣きじゃくるばかりだった。