第41章 冬での一時
ケイト「助けなんて…求めた所で無駄だった。
小学校の時に嫌ってほどわかってた。そのはずなのに、求めてしまった。
中2や中3の時も、どうすれば10段階中8いくか聞いてみたら自分で考えろって教えてくれなかった;;
実技でトップに近くっても、筆記で平均点が60点の中で80点台とっても、必ず10段階中5付けられた。剥離骨折で2回だけ休んだ時は4付けられた。
男性の先生だった時はちゃんと評価してくれた。中1の時は5段階中5だったのにっ;ずっとそうだったのにっ;;
いつだってそうだ……
どれだけ努力しても、頑張っても…報われることなんてなかった。
私なんか…居ない方がよかったのに。
そうすれば…いじめた人達も、嫌な思いさせてきた人も、悪いことした人になんてならなくて済んだのにっ;;」
クレハ「人の行動の責任まで自分に転嫁しないで下さい!!
ケイト「だってそう言ってた!!!」
クレハ「!!…え?」
ケイト「皆、言ってた…お前に悪い所があるからだって。
いじめてた奴もそう言ってた。気に食わないからだって言ってた。
殺そうとした時だってそう言われた。所有物だからいいんだって言ってた。
躾だって言えば何でも通るからいいんだ。サンドバックにしたってそいつは抵抗しないって。
誰にでも悪い所ある。合わない所ある。でも私だけはダメ。全部ダメ。
皆そう。ずっと言われる。何度だって言われる。
だから自分追い込んだ。だから思い込んだ。だから話しかけちゃダメだって習慣が付いた。
いつだって人の近くにいるだけで恐怖だけが念頭に来た。嫌な場面しか想定できなかった。
死んだ方がよかった以外、何もなかった!!;;(ぐしっ)
そうでなきゃ…誰がっ;;
誰が…「私が傷付くことが周囲にとっての幸せ」だなんて、思うもんかっ;;
思いたくて、思ったんじゃない!!;;」両目瞑る
クレハ「…ケイト」涙目
ごしごしと左腕で両目を隠しながら、その中でも涙は止まってはくれなかった。