第4章 Lovely Sweet Angel
【 智side 】
下着姿で翔ちゃんに抱き締められて、
熱い唇を落とされると、身体が敏感に小さく跳ねる。
「翔くちゃん..んんっ...もっとして...」
もう思考は停止状態。
こんな風に大切に扱われていると、自分がもう、大野智なのか、『さとこ』なのか、分からなくなる...
小さな黒いブラジャーが外されて、胸が露わになる...
「やぁ///」
何でそんなことくらいで恥ずかしのか?
乳首くらい見られたって、平気なはずなのに...
俺は思わず、腕で胸の先を隠した。
「...見せてよ..」
「やだよ...」
「なんで~?」
「だってさ!!恥ずかしくなっちゃったんだもん..」
自分で呆れる。
何でそんなこと言ってるんかね~?
翔ちゃんは、そんな俺ににっこり笑って、
「さとこの全部を見たいんだ...」
って。
俺のを演技だと思ってるのかな?
ちゃんとのってくれたみたい。
演技じゃないんだけどな...(^^;
「いいでしょ?」
俺の手首を掴んで覗き込んでくる彼の目の奥には、欲情の赤い灯が見えた。
黙っている俺の手首を持って、上半身を露わにすると、
「さとこ...綺麗だよ...」
と優しく言った。
不覚にも...そんなことで、涙がこみ上げて来た。
......俺、おかしくなったのかな~?
翔ちゃんの綺麗な指が、俺の、もう既に勃ち上がった乳首をそっと摘まんだ。
「んああぁ...」
全身を甘い源流が駆け抜けたようだった。
...もっとして欲しい。
翔ちゃんに、もっと触ってほしい...
俺は、彼の背中に抱き付いた手に力を込めて、もっと密着するために引き寄せた。
すると、ゆっくりと翔ちゃんの唇が髪の毛に落ちてきて、ゆっくりと何度もキスをくれた。