第4章 Lovely Sweet Angel
「欲しいものは、翔ちゃん...
他には、何にもいらない...俺、もう手に入れてるよね?」
耳元でそう囁かれ、訳もなく鼻の奥がツーンとした。
...この人、俺のこと、泣かしにかかってるでしょ?絶対。
↑いやいや、そうじゃないと思うけど...
「入れてるよ?もうずぅ~っと前から、智のもんだし。この身体も、心も、全部。」
智は、俺の顔をじっと見つめてきた、
「ここも~?」
って...指先で、ツーっと俺の唇をなぞった。
...その感触に、全身が粟立つのを感じた。
「もちろん❤」
「じゃあ...ここは~?」
今度は智の指は、俺の脚の真ん中を、優しく撫でた。
「智///」
堪らなくて、俺は彼の唇に自分の熱くなった唇を押し当てた。
智が直ぐに首を引き寄せるから、あっという間に深くなる口づけ...
そこから...
そこから伝わる甘い熱で...
身体が溶け出してしまいそうだよ///
「...智..大好き...」
「俺も...俺も大好き...」
彼の唇を貪りながら、肩から薄紫のカーディガンを落とし、白いワンピースの背中をさわさわと撫でた。
...ブラジャーが手に触る。
.........
早く、見たいよ...
俺は、智を脱がせて、下着姿にしたい衝動と、簡単に脱がしてしまっては、勿体ないっていう気持ちと、激しく葛藤していた。
↑正直、その選択、どうでもいい... By:作者
↑俺にとっては、大事なことなの!! By:翔
それでも、ゆっくりと胸元のボタンに指を掛け、それをひとつずつ、ゆっくり外していった。
キスをしながら、智の肩を露わにすると、
黒い、小さなブラジャーが現れた。