第4章 Lovely Sweet Angel
最初はさ、こんな格好させる翔ちゃんを、
少し恨んでたけどね。
こんなに喜んでもらえるとさ...
張り切っちゃうよ~、俺♪
「ねえ、このホテル凄いね~♪
一緒にお風呂入る~?」
食欲が満たされれば、お次は...って、
世の中相場が決まってるの!
折角こんな女子に変身してるけどさ、動きにくいし、あの例の下着もキツいし。
早く風呂に入って、俺に戻りたくて...
そしたら翔ちゃんったら、
「ねえ、智...」
「ん〜..何?」
「白いワンピースの下は、下着?」
「...うん、そう...」
「女物の?」
「...うん...」
やっぱりだ...
そこに興味持つのは分かりきってたけど。
今すぐ飛び掛かって、確認したい!って、
顔に書いてあるよ...(^^;
翔ちゃんは上目遣いに俺を見て、
「風呂入ったら、またそれ、着てくれる~?」
とお強請りしてきた。
そんな顔して....俺がその顔に弱いって、分かってやってるんだからね〜...ずり〜よ('ε'*)
「え~...うん...まあ、いい..けど~?」
あ〜あ、ガッツポーズしてるよ...
「じゃあさ、軽くシャワーにしよっか?
先に入ってきていいよ~♪」
「一緒に入りたいな...」
どうせならと、可愛く言ってみた...でも。
「後で、もう一回一緒に入ろうよ...」
「...うん、分かった..」
渋々、俺は一人でバスルームに向かった。
実際に俺も、こんな女の格好して、
あんなに喜んで鼻の穴大きくしてる翔ちゃんをみると、
↑鼻息荒いのバレバレやん(^^;
正直嬉しいよ〜?
可愛いなって...そう思う。
そんな彼を見てれば、俺だってさ....
シャワーを浴びながら、俺は、少しだけ大きくなってるオレを丁寧に洗った。