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【薄桜鬼】闇色夢綺譚~花綴り~ ※R18

第1章 闇色夢綺譚~花綴り~


「はぁ…っ」


互いの唇が離れると、まだ足りないと言う様に互いの口から溢れる銀の糸が俺達を繋ぐ。

離れた際に名前と見つめ合う。

その表情は俺を煽りやがった。

目は潤み、頬は紅に染まる。
濡れた唇はだらしなく開き、もっと寄越せと言っている様に思えた。


「なんだ、これだけでいっちまいそうな顔してんぞ」


そう言うと更に顔に熱を灯す名前。
あの総司がコイツに絡むのも頷ける。


「だから他の野郎にも目を付けられる…」


そんな顔すんのは俺だけにしろ。

総司や斎藤の顔が過ぎり、胸が若干ムカムカしたが、男の嫉妬は醜いだけだと言い聞かせ、俺は名前をゆっくりと押し倒した。



名前に口付けている際に、俺はコイツの着物の合わせを緩めていた。
その為、はだけさせるにはそう時間はかからなかった。
広げられた胸元は羞恥の為に更に紅色に染まる。



「…あっ、っ…ァっ」



月明かりに照らされ、妖しく魅せる#名前#。

次第にコイツから俺を求めて来た。

どうやら薬が効いてきたようだ。

もう少し" 俺 " のまま名前の肌を感じていたいと思ったが、どうやら時間切れのようだ。


「…そろそろ、か」


そう言うと、俺の手は#名前#の胸から下へと移動し、両膝に手をかけた。


「本当はこんな事なんざ、したくはねぇんだ…」

解って、くれ…。
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