第1章 2人の距離
そんな楓さんは誰が見ても綺麗で美女と抱き合ってる私は優越感でいっぱいだった。
「楓さん。…綺麗すぎて鼻血でそう。」
そう言って離れると楓さんは嬉しそうに微笑んだ。
「やだぁ。由梨こそ。可愛いわぁ。食べちゃいたいくらい」
そう言って頬を撫でる
「楓さん女性は無理なんじゃないですか?」
笑いながら突っ込むと
「あ〜ら。由梨は特別枠よ。私まだ下ついてるし。いける口よ」
そう言う楓さんにびっくりした。
「えっ??楓さんまだついてるんですかっ?!」
てっきり処理済みかと…。と言おうとしたら後ろから「ちょっと。こんなとこで何の話してんのよ。」とニノさんが現れた。
お疲れ様です。と一通り挨拶してから楓さんに再度何処まで処理したのか聞いていたら「やめなさいよ」と笑われた
パーティーは嵐さんの音頭で始まり立食パーティー形式だった。
皆んな思い思いの人と話し私もスタッフの人と話をしていた。
「由梨ちゃん!一週間経って大きくなったねー」
ご機嫌に話しかけてきたのは相葉さんだった。
「もう全然意味分かんないからそれ。」
楽しそうに代わりに返してくれるニノさん
「お二人共本当にお世話になりました。またご一緒できたら嬉しいです。」
そう言うとほろ酔いの相葉さんがだなー!とハイタッチを求めて来たのでパチンっと手を合わせた。
それに満足すると相葉さんはニノさんを置いて今度は楓さんに絡みに行った。
「もう疲れた。あの人の世話」
フフッと笑うので笑って返した。
「…ねー。またさ、付き合ってくんない?これ。」
そう言って2本の指を口に当てたり離したした。
「流石に多いなー。…ちょっと探すか」
喫煙所はいくつかあって近いところだと人が溢れて居た。
フロントの人に1番遠い喫煙所を聞いて歩き出した。
流石に少し離れているからか使用者は居なくて喫煙所の密室に2人きりになった。
以前の居酒屋の時の様にタバコを掲げで今度は目で失礼しますと言って火をつけた。
私はタバコは吸えないけどこの吐き出された煙をボーッと見るのが好きだったりする。