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テニスの王子様短編集~クリスマス~

第4章 白石蔵ノ介


「フー、到着!」

「さん、足早いんやなぁ~。」
走ったから思ったやり早く学校に着いた。

「意外でしょ?まぁ、今日は頑張ったんやけどね~。
それより、早よ教室行こ!」

"ガラガラ"
「ただいま~」

女子A「おっかえり~、お疲れ様~。」

男子A「お前ら、遅くね?なんか、やらしいことしてたのかよ~??」

「そんなことしてないわ!な、白石くん!」

「そうやで、必死にお菓子選びよっただけやわ。」

男子B「ま、ありがとう!これから、また、盛り上がれるわ!みんな、まだまだはしゃぐぞー!!」
ここのクラスはほんまにみんな元気やわ~。

「おつかれ、白石!」
謙也がジュースを俺に持ってきてくれた。

「おぉ、ありがとう。」

「…白石がサンタって…。ただの変態サンタやちゅー話やろ!」

「変態言うな!…さんはえぇ言うてくれたのになぁ~。」

「へぇ~。というか、それ何もっとるん?」

さっき買った、テディベアの人形の袋を指差して謙也が言った。

「別に、なんでもえぇやろ…。」

「妹にでもプレゼントするんか?」

「違うわ!もう、ほっとけや!」

「なんで、そんなに冷たいねん!白石のアホ!」

「アホちゃうわ!これは…、す、好きな子にあげようおもっとるだけや…///」

「白石、好きな子おったん?!」
びっくりした表情で謙也が言ってきた。

「さっき、できたんや…///」

「もしかして、?」

「…そうや…///」

「ほんまか?!えぇー!」

「そんな、驚かんでもえぇやろ!」

「いや、これはびっくりや…。お前ならかっこえぇから絶対大丈夫や!頑張れ!」
珍しく謙也が俺の事を応援してくれた。

「ありがとう…。もらってくれるかわからんけど頑張るわ!」

「じゃあ、俺が呼んだるから二人きりで話でもし!」
俺の返事を聞く前に謙也はさんのところに行った。
さすが、浪速のスピードスター…。

謙也に呼ばれたさんが俺のとこにトコトコっとやってきた。

俺のとこに向ってきてくれる姿が愛らしくって胸がギュッとしたくなる。

「謙也くんに呼ばれてきたけど、どうかした?」
不思議な顔をしてさんが聞いてきた。

「あー…、ちょっとだけ教室からでぇへん??」

「別にええよ。」

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