第82章 想いのカタチ
『そない言われてもなぁ、自分やる気ないのが売りですからなぁ。なーんも期待したらあきまへん。』
『っへへ、だってよ〜?残念だったな長谷部。ひっく‥』
「ほぉ、圧し斬られたいらしいな…覚えておけよ?帰ったら、ただでは済まさんぞ。」
主の言う通り、一癖二癖では済まない奴等だ。戦力拡充の任務が下って、すぐに本丸へやって来た二人だがどうしたものか…
『ほらほら、ちゃんとあいさつはしないとだめなんですよ〜?』
『…主とは仲良く、だよ。』
「今剣ちゃん、小夜ちゃん!!直接出迎えてあげられなくてごめんね、手紙ありがとう。遅くなっちゃったけど、お帰りなさい。」
極の修行から帰ってすぐ遠征や任務に当たっていたからな、主としっかり話すのは久々だろう。