第77章 幼心
「お味噌汁のお手伝いならした事あるよ!小さいほーちょ持ってるの。それでね、とんとんて切った!」
「そうか、は良いお嫁さんになるな。」
俺の、僕のと馬鹿をやってる三人の傍から離れ、今日のおやつは何かな〜と歌いながら走ってきて、抱っこ!とせがむ。
話に脈絡が無いのが子供の特徴か?面白いな。
「一番なでなでが上手いのは伽羅ちゃんだね。」
抱き上げて頭を撫でているとそう言われる。
「‥何だ、違いがあるのか?」
「伽羅ちゃんは上手い、いち兄は嬉しい感じ。」
嬉しいって何だ…?
「やげん君は頭飛んできそうになるし、鶴ちゃんはくすぐったい。」
それを聞いていた国永が興味深気に、なら光坊と長谷部はどうなんだ?と聞く。