第77章 幼心
「えっと、みっちゃんの撫でるのはきもちくて、はせべ君のはどきどきってする!」
ふんっ!と鼻から息を吐き、言い切った、というように満足そうに頷く。
「きみ達んとこだけ妙に艶めかしい感じに聞こえたのは俺だけか?子供に何してんだよ…」
対照的に、何故か恥ずかしがる光忠とへし切が不気味だ。
本当に変なやつ等だな…
「…おい、ここか?」
目の前に見えてきた建物を指差すと、国永が、ああ、と頷く。
建物に入ってすぐあるペットショップの前から動かなくなったに、光忠が何が食べたい?と聞くと、カレー!と返す。
「じゃあ伽羅ちゃん、僕達買ってくるからそこに居てね。」