第77章 幼心
「えっと…あと結婚?結婚ってずーっと一緒に居ても怒られないって事だよね?」
「ああ、そうだぜ!誰が良い?」
「えーっと……」
唇を噛んで一人づつ顔を見回す。
「、みーんなと結婚する!綺麗だし格好いいし優しいし面白い!皆好き!」
「はは!そりゃ良いな。ずっと一緒に居ようぜ!」
国永に抱き上げられて首にしがみつくはとても嬉しそうだ。
これが何にも縛られていない時の笑顔なのか。
俺と目が合うと、歯を見せて笑いながら手を振る。
「………悪くないな。」
こちらを見ていたへし切が、少し驚いた様に笑ってから続ける。
「さぁ、。今日は何を買う?料理は出来るか?」