第87章 国宝指定記念日
「「だめです!虎君、それはおもちゃじゃないですよっ!」」
「「はぁ、びっくりした。‥じゃあ極の五人、向こうに居る長谷部や主に挨拶!あと何か言って?」」
画面がガサガサと動いたかと思うと、極の五人が映る。
「「大将〜!見てるぅ!?」」
「「あるじさまぁ!ぼくもいますよっ!」」
「「大将、この兜凄いだろぉ!」」
「「ちょっとちょっとぉ、長谷部にも何か言ってあげなよ?一応、主役なんだから。」」
一応、って。さては加州の旦那、拗ねてるな。
「ふっ、俺は気にするな。‥厚、小夜、立派になったじゃないか。五虎退も偉かったな、今剣も後藤も平野も、主の配下として今後も共に頑張ろうじゃないか。」
「「勿論です。この力、お役に立てるよう頑張ります!」」
「「ぼ、僕も、あるじさまに負けないようがんばります…」」
「「見てろよ、俺の活躍!」」
ほくほくした笑顔で本丸と長谷部を眺める大将。相当嬉しいんだろな。