第10章 天空闘技場
「オレ…アルミに叩かれるまで、自分の事しか考えてなかった。キルアやウィングさんからも怒られた。反省してるよ。本当だよ!!」
ゴンは私の手をギュッと握った。
「だからアルミ……何も言わないなんて言わないでよ。オレ…嬉しかったんだ。キルアと一緒に頭を撫でてくれたり、注意してくれたり、叱ってくれたりしてくれたの…。姉弟がいたらこんな感じなのかなって、ここんとこポカポカして…。戻ってきてよ。オレ、なんでもするからさ」
私は驚いて、ゴンを見た。……なんだ。ゴンも同じ気持ちだったんだ。私はゴンを抱きしめた。
「もちろんだよ。ゴン」