• テキストサイズ

ゾルディック家の愛され長女

第10章 天空闘技場


「キミ、いい奥さんになれるよ♡」

廃墟の中を歩いていると、ヒソカはそう私に言った。

「私じゃなくてコインランドリーが有能なんだよ」

「そのコインランドリーを教えてくれたのは、キミじゃないか♡助かったよ」

あのまま行こうとしてたからさと言うヒソカに、私は

「…………驚かれるよ」

と言った。想定内の言葉だった。そして、そう言えば今から会う人のことを私は何も知らないということに気づいた。

「ねぇ、今日会う人って誰なの?」

と私は聞いた。ヒソカはやっと興味を持ったの?という顔で私を見る。

「……興味はあったよ。だけど……」

それより観光の方に興味が行ってしまっただけで……。どもる私にヒソカは、

「すぐ分かるよ♦」

という。そして、奥の方で人の声が聞こえ、私たちはその中へと入っていった。
/ 254ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp