第10章 天空闘技場
「彼の名前は、ユーリ。青い髪が特徴の男で、ユリ・チャンプの秘書だ。年齢は22。優男に見えるが、熟練兵士にも負けたことがなく、暗殺部隊に所属していたという過去を持つ」
「へぇ♡それはそそる話だ」
ヒソカが隣で笑っているのが、見なくてもわかった。…………ヒソカのもろタイプだもんなぁ。
今までのヒソカを見ていると分かるのだが、大体美少年がいると振り向き、品定めをする。その子が将来、自分を楽しませる相手としての見込みがあるならなおよし。さらには、美少年だけではなく、世にいう美女、イケメンも彼の守備範囲内。歳もバラバラで…………ヒソカってなんでもいけるんだ…
「……お前、ユリ・チャンプが標的だったんじゃないのか」
マスターがため息をつきながらいった。
「クククク♡」