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HQ商社、営業日誌。
第2章 仕事の後のXmas night。
『…ごめんなさい。この格好…ダメだったかな。着替えてくる。』
そう言えば、少しだけ慌てた声で静止させられ、ぐいと体が引き寄せられる。
「…可愛い。」
耳に吹き込まれる声に恥ずかしさを覚え真っ赤になる頬。
それを見た月島くんはくすり、笑って軽く私の手を引く。
「行くよ。予約遅れる。」
『うん。』
ずるい。
ずるいよ…
こんなに嬉しくて
こんなに幸せな気持ちに一瞬で変えてくれるんだから。
月島くんに手を引かれながら、私は人ごみの中を歩いた。
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