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海を想う、海を愛する。【ONE PIECE】

第24章 二つ島~治療~ ★


そして転院二日目の昨日。
治療のふりをして足の傷を見ながら足の甲に指をゆっくりと這わした。
膝の治療をしながら、わざと少しだけ足を開かせ、普段さらされることのない白い柔肌の内股を覗き見た。
右腕の傷口を確認し、包帯をかえて筋肉の動きを確認するふりをしてゆっくりを腕を回させ腕の付け根から横腹までをじわりとふれた。
どこが感じやすいのか、
どんなふうに触れたら感じやすいのか、
じっくりと観察した。
もちろん、背中の傷も前日同様に脱がせて確認した。
一日目に続き、赤くになりながら胸から下をバスタオルで隠していた沙羅。
マルコは見えてないことをいいことに、傷口にぎりぎり触れない際どいところに舌を這わした。
『っ!ッ・・・ン・・・』
その時の沙羅の口から洩れた甘い声と、羞恥を潤ませた瞳でマルコを一瞬振り返りすぐに逸らされた視線。
自分でも感じるものがあったのだろう。
その真っ赤に染まっていた耳と、治療のために纏められた髪によって無防備にさらされていたうなじに走るほんのりとした朱。


 あのうなじに、自分の所有印を刻みたい。
『っ・・・っタイ・・・マル・・・コ、イタ・・・イ・・・』
マルコの頭の中で弱々しく非難の声をあげる沙羅。
その沙羅の口に指を入れ、下の口にも指を入れて散々に啼かせた。
「ック・・・ハァっ・・・・・・」
マルコの口から再び漏れ出る声。
何度欲を吐き出したのかわからない。
「・・・・・・」
どっと押し寄せた射精感と恐らく長時間シャワーを浴びたことによる倦怠感にマルコは溜息をつくとシャワールームを後にした。
体から水分を取り払えば、悪魔の実の能力者ならではの脱力感はすぐに収まる。
部屋に戻れば、あんなに自分を男として意識してはずの沙羅が抜糸の疲労感にぐっすりと眠っていた。
「・・・」
目に移る白い肌に、発散したはずの欲がまた熱をもつ。
だが、想いを告げていない沙羅を無理矢理抱くことはしたくない、いやできない。
溜息に熱をのせて散らすと、沙羅が目覚めるまで、コーヒーを入れて隊長としての業務を進めた。
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