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末っ子の妹ができました。

第8章 末っ子の秘密




「私が目的なら連れて行ってくださって構いません。でも、白ひげ海賊団の皆さんには何もしないでください!」



センゴクさんに聞こえるように大きな声を出す。


その瞬間、お父さんたちの顔は一気に厳しくなりました。


でも、そんな事をいま気にして入られません。


私だってこの暖かい場所を守りたいんです!



「アリス宮、あなたのおっしゃることは我々にはできません」



それはつまり、白ひげ海賊団との戦闘を海軍も望んでいるということなのでしようか?




「な、なぜです!私が目的なのでしょう?」


「我々はオズワルト聖の命令が現在の最優先順位に置かれます。そのオズワルト聖から白ひげ海賊団の殲滅も言付かっております」



そんな…!

私1人の問題なのに、みんなを巻き込むようなことになるなんて…。



「無駄だ、アリス。そいつらは話し合いで解決できるほどの頭の柔らかさは持ち合わせてねぇ」



前に出てきたお父さんの目はいつにも増して厳しさを増しており、今にも海岸に突っかかって行く勢いがあった。



「ふん、我々の邪魔はさせんぞ」



センゴクさんが目配せをしたと同時に大量のマグマがスラから降ってきました。


あまりの突然のことで私は身動きがとれず思わず目をつむると暖かい体温に身が包まれました。


そっと目を開けるとそこにはエースの顔が近くにありました。



「大丈夫か?ここはあぶねぇからアリスは中に入ってろ」


「ま、待って!私が狙われているのに安全な場所に逃げろっていうの?」



それだけは嫌だ!私のせいなのに!!



「アリス、大丈夫だ。俺たちを信じてくれ」



そういうとエースは私を近くにいたイゾウさんに預けました。



「イゾウ!悪いがアリスを頼むぞ!」


「ああ!」



イゾウさんはエースに応えると私を肩に担いで船内の方に走っていきます。



「やっ!待ってくださいイゾウさん!」



私はイゾウさんに必死にイゾウさんの背中をたたきますがまるで効果がありません。



「悪いな、いくらアリスの頼みでもこればっかりは聞けねぇんだ!」



イゾウさんは私を一つの部屋に連れてきました。

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