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末っ子の妹ができました。

第6章 赤い人




よくあんなに飲めますね。



私はお酒なんて飲んだことがないから分からないんですけど…。

美味しいんでしょうか?


皆さんがぶがぶ飲んでいてよく平気ですね。


私の隣にいるエースもご飯を食べながらお酒を飲んでいます。


お酒強いんですね。甲板がお酒の匂いで溢れかえっています。


サッチさんが私の分として分けてくれたプレートをつつきながら皆さんの様子を一通り見ていきます。


うーん、やっぱり隊長さんあたりはお酒が強いですね。


がぶがぶ飲んでいっています。

船員さんたちは酔っぱらっている人とそうでない人がはっきりしています。


お父さんとシャンクスさんも余裕そうです。



「ちょっと食い物とってくるぜ。アリスは何かほしいものはあるか?」



いつもよりたくさん食べているのにまだ入るんですね…



「えっと、果物あたりが食べたいです」


「了解。じゃあちょっと待っててくれよな」



そういってエースは食べ物を取りに行きました。


そこで私が気になったのは、エースが飲んでいたお酒。

一体どんな味がするのでしょうか?


気になってみてエースが飲んでいたお酒を顔に近づけてみます。


コップ一杯に入っている黄色い液体。

匂いは甲板に充満しているのと一緒です。


本当にこれがおいしいんでしょうか?


興味本位で一口飲んでみます。



「うっ!」



まずい!何ですかこれ⁉

なんで皆さんこんなものが飲めるんですか⁉

この世の飲みものとはとても思えません。


あー、でもなんだか気分が良くなってきました。
気分がふわふわします…



「おーい、アリス。果物持ってきたぞー」



あ、エースだぁ!



「えーすー!」



エースが食べ物を持ってるなんて気にせずに、抱きつきに行きます!


なんだか、甘えたい気分なんです。


人間の姿ではありえない行動にエースもたじたじになっていて、面白いです!



「お、おい⁈アリス?」



はふぅ〜〜、エースの体温暖かくてとても落ち着きます…。



「えーす、えーすぅ〜」



頭を撫でて欲しくなったので、エースの手を取り自分の頭の上に手を置きます。

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