第1章 収録現場でのできごと...
神谷side
俺は神谷浩史。声優の仕事をしている。
今は、収録現場にいるんだが...相当ヤバイ!
朝ご飯の時にお茶3杯と、出掛ける前にお水1杯...。計4杯も飲んで、トイレ行かないで家を出てしまった。そのせいで、今はおしっこ我慢状態になっている。この状況が続いて30分経過。そして...
スタッフ「はーい!お疲れ様です!今から約5分間の休憩に入りまーす!」
やった...。やっとだ!少し背中を曲げた状態でドアの方に近づき、ノブに手を掛けたその時!
小野「あの...神谷さん。大丈夫ですか?顔色悪いですよ?ちょっと横になりましょうか?」
「いや、大丈夫だよ...心配するな」
小野「そりゃあ、心配しますよ神谷さ~ん。ここに着いてからずっと顔色悪かったんですもん。仕事し過ぎてるんですよ!睡眠不足のせいもあるかもしれないので、今日は帰りましょう?無理したら悪化しちゃいますよ?」
「わ、悪いな...んっ!じ、じゃあそうさしてもらおうかな...」
小野「じゃあ、俺も付き添いますんでそこで待っていてください。マネージャーさんに伝えてきますね。」
そう言って、彼は部屋から出た。....最悪だ。まさかこんな事になるなんてっ...!体調を心配してくれるのはありがたいが、今はそうじゃないっ...!そう思っていると、小野君が戻ってきた。
小野「お待たせしちゃってすみません。ちゃんと伝えときましたので安心してください。今日は、俺の家に泊まっていきましょう!」
はぁ?!冗談じゃない!こんな状況でお前ん家なんかにいけるかよ!
「いや、いいよ...。俺ん家でいいって。」
小野「何言ってるんですか!こんな状況で1人にさせたくありません!治るまで俺が傍にいますから。」
「んっ...ごめんね小野君...。」
小野「いいえ!タクシー呼んどきましたので、下降りましょう!」
耐えろ俺っ!我慢するんだ!