• テキストサイズ

【 ハイキュー !!】~空のカタチ~

第27章 小さな太陽と大きな背中


テーブルの上には、2人分の食事の用意と・・・メモ書き?

テーブルへと足を進め、紡の字で書いてあるメモを手に取った。

〝 桜太にぃ、慧太にぃ、おかえりなさい。夕飯はオムライスとスープを温め直して、サラダとフルーツは冷蔵庫にあります。ケチャップのハートは自分で書いてね? もしくは、お互いに書きっこしてね? 紡 〟


書きっこしてね・・・って。

俺が、慧太のに?

で、慧太が、俺のに?

・・・・・・・・・・・・・・・絶対イヤだ。

慧「考えてることダダ漏れしてんぞ。言っとくケドな、オレも勘弁だからな。どーしてもってなら、書いてやるケド?」

「断る」

即答かよ~とケラケラ笑いながら、慧太がケチャップを持ってくる。

慧「それからよ、紡・・・多分だけど夕飯食べてないぞ・・・」

「え?!なんで?」

慧「どういう理由か分かんねぇけど。食べた形跡が、ない」

紡が夕飯食べてない?

どういう・・・学校で何かあったか?

それとも、夕飯が食べれない程に体調が悪い?

慧「桜太、お前様子見て来いよ。なんならオレが行って来てもいいけどな」

いや、慧太・・・その姿でお前は行くな、頼むから。

というより、そんな格好のまま行かせる訳にはいかない。

ダメ、絶対!

さっきの言葉がまた浮かぶ。

「分かった。俺が様子を見て来るから、慧太はとにかく服を着ろ」

そう言って俺はもしも・・・の時の為に救急箱を抱えて紡の部屋に向かった。







/ 1471ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp